プラークコントロールとは?
こんにちは
歯科衛生士の佐々木です
秋風が心地よい時節となりましたね
今回は、お口の中の健康を維持するために大切な
『プラークコントロール』についてお話しさせていただきます。
皆様も一度は耳にしたことのある、『プラーク』から説明いたします。
プラークとは歯垢のことで、字のごとく食べかすではなく歯の垢、または歯くそと言った方が
分かりやすいですが、これは実は細菌の塊なのです
プラークの中には毒素や酸を排出して、歯周病や虫歯の原因となる菌も潜んでいます。
プラークは8~48時間かけて形成され一度形成されると吸着力が強く、口をゆすぐ程度ではとれないので
歯磨きなどの歯垢除去が大切になってきます。
つまりプラークは、磨き残しや歯を磨く回数が少ないと形成され、時間の経過と
共に病原性の高いものに変化してしまいます。
プラークコントロールとは?
プラークコントロールには専門家が行うプロケアとご自身で行う
セルフケアがあります。今回はセルフケアについてお話します。
セルフケアで行うプラークコントロールとは、
歯ブラシやデンタルフロス(糸ようじ)、歯間ブラシによる歯磨きのことです。
まず歯磨きする際に今一度確認して頂きたいことがございます!
ご自身の歯ブラシは
毛先がいがんだり、広がったりされていませんか?
歯ブラシはプラスチック部分をご自身側にして見たときに、毛先が見えるようなら広がっています。
そんな歯ブラシではいくら磨いても、きれいに磨くことはできません。
大きく動かし過ぎたり、力を入れすぎたりすると歯ブラシは広がってしまいます。
あとは、歯ブラシをくわえたまま、~ながら磨きをされる方は歯ブラシを噛んでしまい、
毛先がいがんでしまうこともあります。
まずはアイテムをきちんとしたものを用意して、正しく使いこなしてください。
歯磨きは修行だと言われるくらいその道は険しいものです(笑)
歯ブラシだけでは60%程度しか磨ききれず、あとの40%は補助的清掃器具の
デンタルフロス、歯間ブラシ、タフトブラシを使用して頂かないと100%磨きは
行えません。
1日の最後に100%磨きをして頂くと口内トラブルのリスクもぐんと下がります。
けれど100%磨ききるのはたやすいことではないのが実情です
80%磨ききることを目標に磨いてみて下さい。
歯ブラシを細かいストロークで左右に動かしながら、上の歯、下の歯に分けて、
頬っぺた側、舌側(裏側)、咬み合わせのデコボコした面を磨いたあとに、
デンタルフロス、歯間ブラシで歯と歯の間を清掃してください。
これだけでも毎日続けて習慣にして頂かないと、口内トラブル予防は難しいです
時間にすると最低でも7~10分はかかるので、簡単ではないですが続けることが大切です
むし歯や歯周病が原因となって口臭がある場合も多いので、
いい対人関係を築く上でもむし歯や歯周病の治療やプラークコントロールでの予防が大切になります
険しい道のりですが、一緒にプラークコントロール頑張りましょう(●*’v`*人).o0
当医院の歯科衛生士がサポートさせて頂きます!!